革の繊維方向
レザークラフトを始めた方からのご質問で【革の繊維方向】がよく分かりません
というご質問がよくあります
参考書籍やインターネットで調べている様ですがよくわからないとの事
なぜ分からないのか?
それは言ってる事が人によってバラバラだからです(;´・ω・)
参考までにとあるホームページ①番から引用
・繊維の向きと同じ方向(水平)
→伸びやすい反面、クラック(ひび割れ)に強く曲げやすい
・繊維の向きに対抗した方向(垂直)
→曲がりにくくカッチリとした作りができるが、伸縮性に欠ける
との事
またあるホームページ②番では
- 繊維に沿って裁断:伸びにくく、強度があり、型崩れしにくい。
- 繊維と直角に裁断:伸びやすく、力がかかる部分には不向き。
これは真逆の事を言っている感じですね💦
自分の考えとしては②番と同じ考え方です
繊維方向とは要は【筋肉繊維の流れ】という事ですよね
それでは筋肉繊維の流れとは?
人間で例えるとこんな感じなんです
細い筋肉の束が繊維の流れでなんです
ざっくり言うと
【簾】と同じだとおもって頂ければわかりやすいかもしれません
で、よく見る牛さんの繊維方向の画像がこちらなのですが
実際現場で革を触り折り曲げてみると繊維方向(折り曲げやすさ)が
参考画像ど大きく違うので不安になる方もいるかもしれません
で、こちらが自分が革を扱って思う繊維方向
ちょっと違いますね
このくらい繊維方向が上部画像と違うとトリミング方向も必然的にかわります
日本では半歳で販売している事が多いですが
革の本場ヨーロッパでは基本ショルダーとベンズは分かれた使われる事が多いです
その理由が革の中央で水平に繊維方向が来ており
ここでベンズ革とショルダー革をカットしている理由かと思われます
繊維方向と簾を合わせていただければ自ずとトリミング方向が分かるかと思います
革と繊維方向と革の部位の違い等語ると長くなりますので大雑把ではありますが
繊維方向のお話でした!
なにかご質問が御座いましたらインスタ又はDMにてお待ちしております
ご参考になれば幸いです